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スポーツ障害

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手と指の使いすぎ損傷

頚椎症(骨棘形成)と頚椎神経根炎(頚部の神経の圧迫)

椎間板が、その高さ(幅)とふくらみを失うにつれて、椎骨と椎骨の間は狭くなり、骨棘を形成し頚椎症として知られる状態を生じる。骨棘が大きくなって首の神経を圧迫しはじめるといわゆる神経根炎の状態をつくる可能性がある。

症状
  • 頚部の可動制限。
  • 2~3日間悪化する頚部の深部の痛みがある。痛みが悪化するにつれて肩甲骨の頂点を越えて広がる。
  • ときどきその痛みは胸部へと移動し、あたかも心臓発作の様な症状を呈する。
  • 頚部の硬直は頭痛、めまい、不眠を生じることがある
  • 重度の症例では、腕や指のしびれ感や筋力低下を起こすこともある。
原因
  • 繰り返される頚部の衝突とたわみ(屈曲)。

頚部の捻挫(〝むちうち症〝)

むちうち症として一般に知られている頚部の捻挫は、椎骨をつないでいる靭帯が伸びているか断裂している状態である。

症状
  • 頚部の一方の痛み。
  • 痛みは30分以内に軽くなるのが普通であるが、その後、鈍い痛みが増強して鋭い痛みに悪化していく。
  •  頚部の筋肉の痙攣。
  • 頭部の動きの制限
  • 症状を軽減させるために選手は普段とは異なる格好で頭部を保持することもある。
原因
  • 正常な可動域を越えさせる単発の暴力的な頚部への衝撃による。

頚神経伸展症候群

頭部を打ったり横に強く曲げられるときに、頚部の神経は骨、筋肉、その他の頚部の組織で挟まれる可能性がある。

症状
  •  しびれ、うずく痛み、焼けるような痛みが頚部、肩、腕に起こる。
  •  頚部と肩の背部に刺すような、ぞっとするような感覚がある。
  •  受傷側の腕や手の感覚の低下や損失。
原因
  • 頭部を側方や下方に向けて強制する激突。

指と手の腱炎

屈筋腱炎は前腕から手関節、手を通り、指にいく腱の炎症である。これらの腱は指を手掌に曲げる働きをする。
使いすぎによるこれらの腱への刺激は、周囲の腱鞘の腫脹を生じさせ、その結果、腱炎の症状を出現させる。

症状
  • 症状は徐々に現れる。
  • 示指や中指の痛み、発赤、腫脹、こわばり 。
  • 手掌から指までの範囲で腱にそった痛みがある
  • 指を曲げても手掌につかせるのが困難である。
  • 重篤な場合は指を伸ばすことが困難である。
原因
  • 手と指が手掌に向かって繰り返し強制的に曲げられることによって起こる。

手関節の使いすぎ損傷

指の捻挫、脱臼(突き指)

指の捻挫は、指の骨を保持している靭帯の伸展と断裂である。指の捻挫はその重症度によって分類される。
1度の捻挫は靭帯の25%までの断裂、2度の捻挫は25~75%の断裂、3度の捻挫は靭帯の完全断裂を意味する。
3度の捻挫は靭帯の完全断裂の場合と、ときに関節から骨の一部を引き抜く場合(裂離骨折)がある。

症状
  • 捻挫部位の痛みと腫脹。
  • 可動制限
  • 靭帯が完全断裂したときは、重大な不安定性が出現する。
原因
  •  靭帯が完全断裂したときは、重大な不安定性が出現する。
  •  指先端への直接の強打。

マレット指(槌指)(長指伸筋腱断裂:腱裂離損傷)

〝マレット指〝(槌指)は、指の先端に伸びている腱が完全に離開している状態をいう。
小さな骨片が存在する腱引き抜き損傷となる状態もある。

症状
  • 指の先端の関節部の痛み。
  •  指をまっすぐに伸ばすことができない。受傷した指の先端は常に曲がっている。
原因
  • 指の先端に強制的な力の加わる衝撃によって、指の先端が伸筋腱に引っ張られて起こる。

母指の捻挫(尺側側副靱帯損傷、スキー母指、ゲームキーパー母指)

捻挫には、靭帯の伸展、損傷、完全断裂がある。母指の捻挫の多くは、中手骨と母指の基節骨を結ぶ
靭帯である尺側側副靭帯損傷がある。しばしば靭帯は完全断裂しており、靭帯の端に骨片が裂離しているときは
この重要な構造を外科的に元に戻すことはより容易になる。尺側側副靭帯断裂が、一般的にスキー母指として知られているのは、
この断裂がダウンヒルスキーでしばしばみられるからである(転倒でストックのストラップによって母指が後方に強制される力が加わる)。

症状
  • 第1基節骨と中手骨の間の関節の痛みと局所の圧痛
  • 関節周囲の挫傷と腫脹。
  • 断裂が完全であれば、第1基節骨は中手骨に対して自由に動く。
原因
  • 母指を背屈させ、示指から離すような力の加わる転倒

ドルケバン病(母子の内転筋と屈筋の腱炎)

ドルケバン病は、手関節を通り母指に向かう内転筋腱と屈筋腱の炎症のことである。

症状
  • 症状は徐々に現れる。
  • 手関節の母指痛み。
  • 手関節の母指局所の腫脹と圧痛。
  • 母指を90°の位置に動かせない。
原因

● 投球動作やラケットスポーツにおいて手関節の繰り返される捻りによって起こる。

手関節腱炎

手関節の腱炎は、前腕から手、指に向かって走り手関節の上を通る2本の屈筋腱の炎症がより一般的である。
腱が手関節部では狭い腱鞘内を通らなければならないので、手関節での腱炎は非常に起こりやすい。
事実、手関節の腱炎はスポーツ医学でよくみられる疾患であると考えられている 。

症状
  •  症状は徐々に現れる。
  • 動きに伴って悪化する局所の痛み。
  • 手関節の腱の捻髪音(轢音)
  •  母指を90°の位置に動かせない
  •  母指を90°の位置に動かせない。
  • その部位の皮膚に触れると暖かい感触がある。
原因
  •  大きな可動域の繰り返される屈伸運動、頻回の対象物(ボールなど)を打つスイングや急激に つかんで捻る動作から対象物を力いっぱい離すことによる。
  • この症状は、トレーニングやプレイの頻度や強さ、時間を急に増やすことによって起こる。リスクのある選手
  • 大きな可動域の繰り返される手関節の屈伸運動が必要なスポーツ(ボート、カヤック、ボーリング、ウエイトリフティング、棒高跳び、テニス、ゴルフ、野球、ラクロス、槍投げ、円盤投げ、砲丸投げ)の選手である。

手関節ガングリオン嚢胞(腱鞘炎嚢胞)

ガングリオンは皮下にあり、滑液の濃縮液が貯留した状態である。手関節ではガングリオンは手の背側で
手関節のしわの少し遠位にみられるのが一般的である。ガングリオンは手関節の背側を走る腱の刺激
によってできる。ガングリオンは外傷、とくに手関節の外傷後に起こることもある。

症状
  • 症状は徐々に現れる。
  • 手の背側で手関節のしわの少し遠位に小さなこぶとして現れる。その大きさは豆粒大からおはじき大、それ以上のこともある。
  • 早期にはほとんど痛みはない。進行すると手関節の痛みと可動域制限が起こってくる。
原因
  • 手関節の背側の腱に加わる繰り返される圧迫による。

手根管症候群

手根管症候群は、手関節の手根管内圧の高さと関係がある。内圧はこの狭い手根管を通る正中神経を
圧迫することになる。手根管症候群はスポーツにおいて最もよくみられる神経圧迫による障害である。

症状
  • 症状は徐々に現れ、初期には夜のみに感じられることがある。
  •  最も多い症状は母子、示指、中指と環指の半分(母子側)のしびれとうずく痛みである。最も激しい症状では、手関節のうずく痛みと上記4本の指の鋭い燃えるような痛み、筋力低下が起こる。
  • 手を振ることにより症状を軽減できることもある。
原因
  •  手関節の過度の内がえしによる。

肘の使いすぎ損傷

手関節捻挫

手関節捻挫とは、手関節周囲の靭帯の伸展や断裂を意味する。捻挫はその重症度により1度、2度、3度に
分類される。1度の捻挫はわずかな靭帯線維の断裂があることもあるが、靭帯の軽い進展である。
2度の捻挫は靭帯の部分的な伸展と断裂である。3度の捻挫は靭帯の完全断裂である。
手関節捻挫は2本の前腕骨(橈骨、尺骨)の遠位端を結合している靭帯と8個の手根骨を結合している靭帯に
影響を与えるのが一般的である。

症状
  • 受傷部の痛みがとくに手関節に起こる。
  • 受傷後1時間以内の腫脹。捻挫の程度が重度であればあるほど腫脹もひどくなる。
  • 可動域制限と手関節の筋力低下。
  • ものを握るのが困難となる。
  •  部位のはっきりしない痛み。
  • 程度のひどい捻挫は不安定性を生じる。
原因
  • 手が背側に強制されて起こる。

尺骨神経の逸脱(脱臼)・絞扼(尺骨神経炎)

尺骨神経炎は肘後方の神経溝の外で神経が繰り返し引き伸ばされたり、牽引されて生じる炎症である。

症状
  • 症状は徐々に現れる。
  • はじめは激しい運動後の肘内側の違和感。疼痛はしばしば消えたり現れたりする。
  • 治療をしないと疼痛は強まり、前腕から環指から小指へと放散し始める。
  • 前腕の知覚異常が生じ、小指、環指の運動障害が起こる。
  • しびれ感のために前腕が使い物にならないように感じられる。 位のはっきりしない痛み。
  • 肘内側の神経直上の内上顆部に限局した疼痛。進行例では尺骨神経を叩くと前腕から環指へ疼痛が伝わる
  • 通常、症状はゆっくりと生じる。しかし慢性症状のはじまりを知らせるベルのように肘内側に突然の症状発生を感じる選手もいる。
原因
  • 強力で反復される肘の動き。

テニス肘(上腕骨外上顆炎)

テニス肘は前腕の伸筋群が肘外側の骨性隆起に付着する部位での炎症のことである。
テニス肘では最も多い使いすぎによる損傷であり、上肢のスポーツ損傷のなかで最も多い。調査によれば
毎日プレイをする選手の半分、週1~2回コートに出る選手では25%にテニス肘の症状がみられる。
しかしテニス肘はテニス選手のみに起こるわけではない。他のラケットを持つスポーツ(とくにスカッシュ
ラケットボール)やゴルフでもみられる。 テニス肘は前腕の筋への反復するストレスにより生じる。
そのストレスは腱の肘外側の隆起(上腕骨外上顆)への付着部へ伝わる。ストレスは選手が適切な
コンディショニングを行っていなかったり不適切な道具、技術が誤っていたりすると増大する。
しばしばいくつかの要因で発症する。誤ったバックハンドの技術(あまりにも〝手関節〝を用いた打ち方)は
主たる原因である。テニス肘を引き起こす外的要因は、以下のように多数存在する。

  • ラケット:ラケットが重いほど、グリップが小さいほど、また弦の張力が高いほど腕にかかるストレスは大きい。
  •  コートの(路)面:硬く、ボールが速くなるサーフェス、とくに芝やコンクリートは、ボールがラケットの弦を打つ速度を大きくし、肘に伝わるストレスを大きくする。
  • ボール:古く重いボールは肘で吸収されるストレスを大きくする。

前テニス肘において最も多く見過ごされるリスクファクターは、コンディショニングである。とくに肩の筋力と
伸展性の低さである。筋力の弱い肩はしばしばテニス肘を悪化させる悪循環の第1段階となる。
前述したように、しばしば上肢全体の筋力低下を引き起こす腱板の炎症からはじまる。上肢の筋力低下は技術にも
影響し、その結果テニス肘を引き起こす。
テニス肘は特に40歳以上の者に多い。年をとると身体の回復が遅くなるからである。中高年の選手では
腱の外上顆付着部の微細な断裂が生じると試合と試合の間では治るのに時間が足りない。
テニス肘の予防については右を参照されたい。

症状
  • 症状は徐々に現れる。
  • 肘外側の骨性隆起(上腕骨外上顆)の疼痛。
  • ドアのノブをまわしたり握手をするときのように、手関節を抵抗に対して伸展しようとするときに疼痛は増大する。
原因
  • 伸筋腱の肘外上顆付着部に伝わる前腕伸筋腱への反復するストレス。

肩・上腕の使いすぎ損傷

肘の滑液包炎(肘頭部滑液包炎)

肘頭の皮下には1回の強力な打撲や反復する衝突を受けて腫れあがる滑液包が存在する。
腫脹は骨液包の刺激に反応した滑液の貯留による。

症状
  • 肘頭部の卵型の腫脹、ときに前腕の後方まで広がる。
  • 疼痛と滑液包上の皮膚の発赤。
  • 重症例では肘の可動制限。
原因
  • 肘への1回の強力な打撲や反復する衝。

上腕二頭筋長頭腱炎(二頭筋腱炎)

肘の捻挫は靭帯が引き伸ばされたり部分的に断裂したときに生じる。肘の捻挫は軽度(1度)、中等度(2度)
重度(3度)に分類される。
3度の捻挫の場合には、関節脱臼が起こることがある。

症状
  • 捻挫の重症度(1度、2度、3度)に従い、直後からの疼痛。30分以内に腫脹、圧痛、拘縮、伸展、不能、脱臼を合併すれば明らかな変形など。
原因
  • 正常の可動範囲を超える強力な肘の伸展、過伸展。

肘の捻

二頭筋腱炎は二頭筋と肩関節とを結ぶ腱の炎症である。この腱は上腕骨頭の狭い溝を通るためとくに
刺激を受けやすい。この腱炎の状態はしばしばインピンジメント症候群とともに発生する。
インピンジメント症候群の進行時では腱板が損傷されインピンジメント症候群の進行期では腱板が損傷され、
二頭筋腱が刺激にさらされる。

症状
  • 正常の可動範囲を超える強力な肘の伸展、過伸展。
  •  肩の前方の違和感。
  • 手関節に付けた時計をみるときのように肘を垂直に上げたり、手関節を抵抗に対して外旋させるときに疼痛が増す。
  • (肘の)屈曲・伸展に際して肩の上端部に轢音(バリバリという感じ)が発生する。
原因
  • 反復する強力な挙上動作。
  •  トレーニングや競技計画において頻度や強さ、時間を急に増加させること。
  • インピンジメント症候群による腱板の損傷(腱板の損傷により二頭筋腱が刺激にさらされる)
  • 二頭筋腱溝の変形。腱がはずれ出るほど溝が浅い、あるいは腱を刺激するような粗い角がある。

肩の滑液包炎(肩峰下滑液包炎、石灰化滑液包炎)

肩の滑液包炎とは腱板と肩甲骨との間の滑液包が刺激されたり腫脹した状態である。
この形の滑液包炎はまれに単独で生じるが、通常〝インピンジメント症候群〝や腱板の損傷により引き
起こされる。30~35歳以上の選手では、腱板の腱の周囲に発生し滑液包を刺激したり、ときには滑液包に
入るカルシウム沈殿物 により急に発生することがある。

症状
  • 症状は徐々に現れる。
  • 肩の前方や上方の疼痛。
  • 可動制限。
  • 滑液包に局在した圧痛と腫脹。
原因
  • 腱板と肩甲骨下面との間に肩峰下滑液包を挟みこむような挙上動作の反復 。
  • トレーニング、競技計画において頻度や強さ、時間を急に増加させること。
  • 腱板の腱、とくに棘上筋腱の炎症。
  • 滑液包に刺激を生じさせる棘上筋腱の石灰化腱炎。
    注意:肩の滑液包炎は滑液包内で出血を起こすような1回の打撃によっても生じる。そのような場合は 急性外傷である。

回旋筋腱板腱炎(棘上筋腱炎)

腱板の腱炎は肩の上腕骨頭をソケットである肩甲骨臼蓋にきつく連結する筋群の腱のうち1つ以上の腱の
炎症である。通常棘上筋の腱が傷められやすい。棘上筋腱炎は肩の疼痛の最も多い原因である。
この腱炎の状態は通常インピンジメント症候群とともに出現。

症状
  • 症状は徐々に現れる 。
  •  肩の運動時、とくに垂直に上肢を挙上したり、80~120°の間で上げたり下げたりするときに疼痛と筋力低下を示す。
  •  肩の前方や上方に局在した圧痛とときに腫脹。
  • 重症例では上肢を肩の高さに上げられない。
原因
  • 強力で反復する挙上動作。
  •  トレーニングや競技計画において頻度や強さ、時間を急に増加させること。

インピンジメント症候群

肩インピンジメント症候群は肩の慢性的な疼痛の主たる原因と考えられている。
この疾患は肩の上腕骨頭を覆う軟部組織(腱板の筋、腱、肩峰下滑液包、二頭筋腱)が肩甲骨下方の
烏口肩峰アーチ(このアーチは烏口突起、肩峰突起、烏口肩峰靭帯からなる)に繰り返し入り込む過程
によって起こる。どのようにしてインピンジメント症候群は発生、進行するのか、内的要因、外的要因の2つが
存在する。外的要因には投げる、ラケットを用いるスポーツ、水泳、ボート、ウエイトリフティングにおいての
反復動作により肩に及ぼされる負荷がある。内的要因は主に腱板の筋と他の筋群との筋力の不均衡に関連
している。健康な肩では、三角筋の上腕外方を上方に引く強力な力は健全な腱板よりバランスがとられている。
その結果、上腕骨頭は上肢がどのような位置にあっても肩甲骨臼蓋にきちんと収まっている。しかし腱板の安定化
させる力が反復する外傷、使いすぎ、加齢により弱まると挙上動作中に上腕骨頭は上方に引き上げられ、肩峰下面
で烏口肩峰アーチにぶつかる。この反復する挟み込みにより最初に犠牲になるのは上腕骨頭と烏口肩峰アーチの
間に存在する腱板の腱と滑液包である。腱と骨液包は刺激を受け、腱炎、骨液包炎になる。
腱板は軽度の損傷を受け、徐々に瘢痕をつくり変性を起こす。この経過中、肩峰突起の前方直下に骨棘が
生じるようになる。この骨棘が腱板に小さな裂け目をつくるので悪循環が続く。腱板の断裂は二頭筋腱を露出させ
このため二頭筋腱が刺激され腱炎を起こす。上腕骨頭と烏口肩峰アーチとの隙間は非常に小さく、この間を棘上腕筋
が通るので、この腱は最大の衝突負荷にさらされる。

症状
  • 症状は徐々に現れる 。
  • 上肢を外転したり、上肢で円運動をしようとするときの疼痛。
  • 上肢を胸の高さで直角に保ち(手関節部の時計をみる動作に類似)、指が地面を指すように上肢を下方へ回す(内旋する)と疼痛が強まる 。
  • 〝インピンジメント徴候〝:ドクターが患者の上肢を前方にまっすぐ挙上し、上方へ押し上げると強い痛みを生じる。
  • 上腕骨の前方の圧痛。
  •  疼痛は夜に悪化することがある。
原因
  • 協力で頻繁な挙上動作。
  • トレーニング、競技計画において頻度や強さ、時間を急に増加させること。
  • 腱板の相対的な脆弱性や損傷。
  • 陳旧性の肩鎖(A-C)関節離開や石灰化による関節炎、腱が通る隙間を減らすようなA-C関節の遺伝的異常。

背部の急性損傷

二頭筋挫傷(二頭筋打撲)

いわゆる二頭筋打撲は筋組織や毛細血管の損傷によって生じ、皮下への組織液や血液の漏出を起こす。

症状
  • 衝突直後の疼痛 。
  • 運動の継続により初期の疼痛は減るが、クールダウンした後に再発する。
  • 重度の打撲では上腕に腫脹が生じ、損傷部の周囲は硬くなり肘の屈曲が困難になる。
  • 24時間以内に皮下の変色が起こり、数日の間に初期の暗赤色、紫色から緑黄色に変化する。
原因
  • 二頭筋への直接衝撃(衝突)

肩鎖関節脱臼(離開)

離開という用語のつく肩の損傷は実際には捻挫(肩の骨同士を連結する靭帯の引き伸ばしや断裂)である。
このような〝離開〝が最も多くみられるのは肩峰‐鎖骨間関節の靱帯損傷である。この損傷は普通A-C離開
と呼ばれる。肩鎖関節離開は重症度により分類され、靭帯や関節周囲の軟部組織の損傷の程度によって
1度(軽度)、2度(中等度)、3度(完全)に分けられる。

症状
  • 1度の離開(靭帯は引き伸ばされたのみ):鎖骨先端の疼痛と圧痛。体幹を横切る上肢の動きで疼痛は強まる。
原因
  •  肩上端からの転倒。
  • 他の選手による、あるいはたとえばホッケー選手がボードにぶつかるときのような肩の上端または側方への直接衝撃。

肩関節亜脱臼

肩亜脱臼は上腕骨頭が肩甲骨臼蓋からずれ出して生じ、その後もとの位置に戻る。亜脱臼は単独で発生しうるし
また肩甲骨臼外の前縁が痛んでいると特定の肩の動きに伴って発生することがより多い。

症状
  •  関節がはずれてはずむ感覚とその後もとに戻ってはずむ感覚。
  • 1分程度で消失する強い疼痛。
  •  疼痛は胸部を越えて腕を動かすときにとくに強い。
  • 投球のようなダイナミックな動作の後の上腕のしびれや筋力低下。
原因
  •  激しいオーバーアームの動作や回旋を伴ったサイドアーム(腕を横に伸ばす)動作。

脊椎分離症と脊椎すべり症(椎骨の疲労骨折と椎骨の一部の滑りを伴った疲労骨折)

腰部のある部分への反復するストレス、とくに頻回の前後屈は脊椎分離症として知られている椎骨の一部分の
疲労骨折を引き起こす。これを放置すると弱くなった椎骨は完全に骨折し転位する。これが脊椎分離すべり症である。

症状
  • 症状は徐々に現れるが、1回の急な背部の伸展(後屈)の後、起こることもある。
  • 片側あるいは両側の腰部全体の痛みとこわばり感。
  • 後屈は困難で痛みを伴う。
  • ときどき〝坐骨神経痛〝になる。痛み、疼き、しびれが殿部から下腿にかけて、重症例では小趾の先まで放散する。
    坐骨神経痛は患肢の筋力低下を伴い、下肢に〝give way〝を引き起こす。
原因
  • 頻繁な背部の後屈。ある種の選手は、この状態になりやすい。彼らには脊柱に異常に大きな前後のカーブ、すなわち医学用語でいう前弯(ときに〝swayback〝として知られる)がみられるからである。

背部の筋のストレイン・背部の靭帯の捻挫

この状態は背部の筋および/又は靭帯の1つ以上の伸長または断裂を伴う。

症状
  • 背部の突然の〝引っぱられる〝感じと鋭い痛み。
  • 選手は運動を最後まで続けられるが、2~3時間後には痛みが強くなる。
  • 局所の痛み。圧痛と腫脹。その部に触れると痛むが、脊柱の片側だけで ある。
    殿部から下肢に痛みが放散することはなく、脊柱の棘突起の上に痛みはない。
  •  筋肉の痙攣。
原因
  •  背部の急激な捻れ、あるいは屈曲したり、ものを持ち上げたりする運動のときの筋の過度の収縮。

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